メール(小説)

2007年12月 7日 (金)

メールその7

     \(☆^〇^☆)/ オバンデス

  今週、ほとんど小説で申し訳ないのですが、

 本日で終了ですので、お付き合いくだいさい。 

 

  

   メールその1   メールその2   メールその3  メールその4

   メールその5   メールその6 

 

   メールその7

 まあね、なんだろう。現実って厳しいんだね。初めて自分が生きているって実感したよ。医者がさ、暗い顔で言うのよ。なんか、ドラマとかでよく見るシーン。「久保さん、あなたは・・・」って。信じられる?おれ?なんでおれ?おれが何したの?なにか悪いことでもした?おれより悪いことしてるやつら、い~~~っぱいいるって。なんで、そいつらじゃなくて、おれなの?わかってるって。理由なんてないんだよね。神様がおれを呼んでるのね。どうしても、すぐに来て欲しいらしい。もう、時間がないんだって。

 え?どういうことかわからない?わかるよねぇ?プールどころじゃないのよ。おれ、死ぬらしいわ。あと数ヶ月だって。どういうこと?なに、そのどこかで見たドラマのような展開?そんのあり?

 でもね、これってドラマじゃないのね。現実なの。なんかね、もう電話とかにも出たくなくって、携帯の電源も切ったよ。無性に一人になりたかった。途方にくれたおれが、土曜日の約束なんてすっかり忘れてしまったころ、荒木さんからのメールが入ってたよ。

 「約束すっぽかすなんて、久保さん最低です。そんな人だったんですね」

って、入ってたと思います?違うんですね、荒木さんは。

 「久保さん、今日は何かあったんですか?待ち合わせ時間にまったく来なかったし、電話してもつながらなくて。とっても心配してます。よかったらメールください」

 すごい人だね、荒木さん。ほんとにすごい人だよ。おれは自分のことで、いっぱいいっぱいなのに、いつも人のこと優先でものごと考えられるんだね。すごいよ。でもね、おれはだめなやつだよ。結局、返事書けなかった。だって、今、書いたら、おれに起こったこと全部書いちゃいそうだもん、そんで、なさけな~い自分をさらけだしちゃいそうだもん。無理ね。心の整理がついてない。てなことで、休みの2日はなにも手につかずに、家で何するでもなく、ぼーっとして過ごした。

 医者が言うには、入院するかしないかは、おれの自由らしい。早い話、入院しようが、しなかろうが一緒ってことだよ。どっちにしろ、死ぬってこと。だったら、あなた自身が好きなほうを選んでくださいってことなんでしょう。迷ったけど、入院を選んだよ、おれ。荒木さんにメール出せなかったし、会わせる顔がないってね。逃げたんだよ、現実からも。

 両親・家族にはもう話はいってるみたい。妙に優しくなったよ、みんな。入院っていったって、別に寝てなきゃ痛くてしかたないとか、苦しくてしょうがないってわけじゃないから、テレビ見て、ぶらっと散歩して、着の身着のままに過ごしたね。楽しいこと?ないでしょ~。

 会社はね、退社ってことになったみたい。どうやら父親から話がいって、急な事情でってことで処理されたみたいだよ。特に連絡してくるような関係のやつもいなかったから、それですぐに片がついたみたい。ちょっと、荒木さんのことが気になったけど、特になにもなかったね。何を期待してんのか・・・。積極的にいかなかった、おれのせいだってね。

 あと数ヶ月って、何ヶ月なんだろうね。1ヶ月?2ヶ月?3ヶ月?いや、3ヶ月だったら、3ヶ月ってそのまま言うよね?きっと、2ヶ月がいいとこなんだろうな。落ち着きすぎじゃないかって?落ち着いてなんてないよ。ほんとだったら、絶叫したいね「死にたくない!!!!」って。でもさ、叫ぶと生きられるの?命が延びるの?なんにも変わらないよね。おれは、おれらしく死ぬのがいいんじゃね?

 こうしてみるとさ、おれの人生って、いい人生だったのかな?どうなんだろ?仕事始めてからは楽しかったかな。なんだかんだいって、おれだっていろいろ悩んで仕事してたよ。そんなとき、荒木さんからのメール見て、元気もらって、んで、荒木さんが元気ないときには精一杯励ましたね。言葉はうまくなかったかもしれないけど、おれなりに精一杯ね。話したのより、メールの方が多かったかもしれないな~。でもさ、文字として残る言葉って、いつまでも心の中に残るでしょ?心に響くというか。ちょっと昔の歌に、「言葉は心をこえない とても伝えたがるけど 心に勝てない」なんて歌詞があったけど、やっぱり言葉がなくちゃ伝わらないでしょ。心には勝てなくても、言葉は嬉しい気持ちを表現するのにも、伝えるのにも大切だね。たくさんの言葉でおれは元気づけられたな~。最後の荒木さんのメールに返信してないな・・・。でも、いまさらだよな・・・。 

 

 荒木さんかぁ。楽しかったな~。なんで、あんなに話せたんだろう。不思議だね。ああ、そうか、おれ。彼女のことが好きだったんだね。「like」じゃなくて「love」。だから話すの楽しかったし、もっと話したいって思ったんだろうね。メールも、毎日続いたんだろうね。彼女はどうだったのかな。おれのこと、どう思ってたんだろう?まあ、でも、もうすぐ、お呼ばれされるおれには、どうでもいいことか。まあ、彼女がいままでどおり、笑って、楽しく生きていてくれれば、それでいいかな。おれは、それを天国で見守って、って新手のストーかーだね。ああ、その前に天国いけね~か。地獄じゃ見守れないね。え?死ぬの恐くないのかって?恐いよ!恐い!!恐いから、こうやって気分紛らわしてんでしょ?

 あ~、会いたいね、話したいね。もう一度でいいから、あの声を聞きたいよ。あの笑顔に会いたいよ。メール・・・打ってみようかな。なんだろう?何を書けばいいんだろう?死ぬ間際まで、おれは言葉が出ないのか?なさけね~な~。もう、最後なんだぜ。お前の思ってること全部書けばいいじゃね~の。死んだ後、彼女がどう思おうが、おれにはわからないんだぜ?メールに返信できなかったのは、こういうわけで、もうすぐ死ぬって書いたら、もしかしたら彼女、会いにきてくれるかもしれないぜ。告白すりゃいいじゃん。好きだって。意味がない?自己満足?

 だよね、今、おれが言っても、彼女が困るだけだね。でもさ、わかってても伝えたいことってあるよね?だめだってわかってても、伝えておきたいことって。言ってもいいのかな?おれを彼女の中で、この先も生き続けさせるには、告白して、印象残しとかなきゃじゃね~の?そうだな、全部書けばいいんだな。おれが荒木さんのこと、どんだけ想ってたか、そんで、荒木さんがどう想ってたか、聞けばいいんだよ。最後だしね。できるだろ?おれ・・・ 

 

 

 

 

 

 

           

 

 

              「ありがとう・・・」end 

 

 

 

         おれって・・・結局、なにも変われなかったのかな・・・ 

 

            おわり 

 

 

 

  小説第3弾にお付き合いいただき、ありがとうございました <(_ _)>

   今回の作品どうだったでしょうか?

 久保くんは、最後、荒木さんへの想いを、意図的に「伝えなかった」のか?

 伝えたかったが、ただ単に、「伝えられなかった」のか?

      それは、あなた次第です。

 ただ、「ありがとう」は久保くんの心の底から出た、

 もっとも、言いたかった一言だったのでしょう。

 彼は不器用で、自分をうまく表現できなかった。

 そんな時に、少しでも自分らしさを出せる存在に出会えた。

  きっと、久保くんはそれがうれしかったのでしょう。

 そんな彼女への、心からの「ありがとう」だった・・・

  と、作者は考えますwって、みなさんが、違う風にとるなら、

 それも、久保くんの本当の姿だと思います。

  あなたにとっての久保くんが、あなたの中で作られていたら、

      私は、それで満足ですw 

  ふと、これを荒木さんの視点でみてみるのも面白いかな?

 って思いました。ただ、男性の私に、女性の心を表現できるか?

  もし、気が向いて、書いてみたくなったら書いてみるかもです。

 でも、自分でおもしろくないって思って、ブログには載せないかもですけどね^^; 

 

  とにかく、ほんとに、お付き合いありがとうございました!! 

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2007年12月 6日 (木)

メールその6

   \(☆^〇^☆)/ オバンデス

  さてさて、どうなる?この後^^

  小説ですよ~(*^▽^*) 

 

  メールその1   メールその2   メールその3  メールその4

  メールその5 

 

   メールその6

 まいったね、この間の健康診断で、再検査だとさ。検査ほんとにあってんの?おっさん連中の検査結果と取り違えたんじゃね?めんどくさいって、病院行くの。まあ、でもね、会社休めるってのはいいかもね。いい気晴らしになりそうだし。

 さてさて、夏も本番です!夜も、若いあんちゃんたちが、街に遅くまでたむろして、花火やら、酒飲んで、お巡りさんは大忙し。でも、おれには、そんなの関係ないけどね。

 夏と言えば!海!プール!!バーベキュー!!!レジャー!!!!・・・なんてしません。うちでエアコンつけて、アイスでも食って高校野球って感じかな。あいつら、暑い中、よくやるよね。すごいよ!えらいよ!!おれには絶対真似できないもん。にしても、あれだね。高校野球の高校生が、いまだに、お兄さんに思えちゃうのはおれだけなんだろうか?いつまでたっても、年上って気がしちゃうね。おれのほうがず~~っと年上なのに。

 まあ、夏本番だろうと、会社は当然、休みじゃないわけで、ちゃんと出社してますよ。真面目だもん、おれ!そう、真面目でとおしてんの、会社では!!

 なんかね、荒木さんとよく話してるせいか、だんだん、他の女子社員ともはなせるようになったよ。「今日はいい天気ですね」とか・・・。え?話してるうちに入んない?いやいや、おれにしたら大進歩よ。いけないよ、自分の物差しで人を評価するのは!あんたにとっては簡単なことも、その人にとっては、と~~っても難しいことだって、いっぱいあんだぜ?それをわかってあげられるやつが、ほんとの大人っていうんじゃね?・・・と、えらそうなこと言ってるけど、早い話、できないいい訳とも言うんだよね。まあ、それでも、一言二言、会話するようになったんだらから、よしとしてくださいよ。

 「久保さん、今日は暑すぎます(^▽^;)前に久保さんが言ってたように、夏休みが欲しいですσ(。>(ェ)<、)あ~、プールとか行きたいですね」

 ん?プール行きたい?これはおれと行きたいってことか?いやいや、深読みしすぎか?いや、わざわざ言うってことは、行きたいってことか?これがうわさの「タグ・クエスション(tag question)ってやつか?知らない?あれだよ、女性がよく使うって言う・・・「最近、二人で出かけてないよね?」みたいな質問して、男が「そんなことないだろ?今日だって、こうして外で飯食ってるし」みたいな答えすると、女性がキレるっていうあれだよ。ストレートに言うと「どこかに行きたい!!」って言いたいのを、遠まわしに言うっていうやつ。知らないの?じゃあ、http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BB%98%E5%8A%A0%E7%96%91%E5%95%8F%E6%96%87(ウィキペディア)でも見てくださいよ(下の方の使用例のドライブ中のカップルの会話がそれだね)。なんで、そんなこと知ってんのかって?モテないやつは、もてないなりに、勉強してるから、頭でっかちだったりすんの。って、どうでもいいよ。で、なんて返事すりゃいいの?

 「ほんとに、暑いですよね。いいですね、プール(^○^)最近、行ってないな~。大学の時は、よく友達と行ったりしてましたけど、大学卒業してからはまったく(>д<)なかなか行けないですよね。でも、ぜひ行ってみたいな~」

 終わり?誘えよ!!ですよね。しかも、なかなか行けないなんて否定的なこと言って・・・。いやね、いろいろ考えた結果なんですって。タグ・クエスションなんて分かりませんよ。男は単純なんだ~!!分かりやすく書いてくださいよ;;ここで、おれが、「じゃあ、一緒に行きましょうか!!」なんて書いたら、「いや別に、そういうつもりで言ったわけじゃない!」みたいな答えが返ってくるんですって!!知ってますよ~。期待させてそれかよ;;みたいな。こんなだから彼女できないんだよね。知ってるって。わかってても、変えられないの!!しょうがないでしょ?これが、おれなんだって。んで、相手の出方待ち。まあ、こうなったら、大体、進展なしですわ。勇気をだして誘えばいいのにね。ところが!!

 「じゃあ、久保さん、一緒に行きましょうよ。今度の土曜日なんてどうですか?」

 きた~~!!!うそ?まじで?なんで?もちろんOKでしょ~!!うわ、ありえへん。あ、返事書かなきゃ。

 「もちろんOKですよ。楽しみです」

 やりました、久保一裕!人生最大のチャンスGETです。え?おまえが、がんばったわけじゃない?いいじゃん、いいじゃん、うまくいったんだから。ここはおまけしといて。あ、土曜日って、おれが病院行く翌日じゃん。どうしよう。「お前は、プールに入れない体なんだ~!!」なんて告知されたら。なんてね、今、有頂天のおれには、恐いものなんて、なんにもないのだ~!!!

 つづく     メールその7

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2007年12月 5日 (水)

メールその5

    \(☆^〇^☆)/ オバンデス

  本日、職場でのボーリング大会がありました!!

  あっ、ちがったボウリング大会です(;^。^A アセアセ・・

   その昔、ボーリングって言ったら、嫁さんに

  「それは、石油とか温泉掘るときに地面に穴あけることだよ」

   って、突っ込まれました。

  「し、知ってるわい(;゜(エ)゜) アセアセ」←強がり・・・  

    とまあ、今日は105と135でした^^腕落ちたね^^; 

 

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  メールその5

 今日ね、職場で定期健康診断ってのやってきたよ。バイトしてるときは、健康診断なんてやったことなかったし、大学生の時以来かな?なんか懐かしかったね。でも、いいね。職場でお金かからずにやってもらえるって。まあ、その分、毎月の給料から差し引かれてんだろうけどね。健康体のおれ(?)にとっちゃ、どうでもいいイベントかな?おじさん連中!!気をつけなされよ(⌒-⌒) 

 「暑くなってきましたね~´´(;´ρ`A)アチィ・・・会社くるだけで汗だくですよ。会社も夏休みにしてくれればいいと思わない?そうすりゃ、エアコン使わなくてすんで、地球にもやさしい?」

 「久保さん、何いってるんですか!久保さんは会社に来なくたって、家で、がんがんエアコンつかうでしょ(^O^)どっちにしろ、同じです。でも、ほんとに夏休みあったらうれしいですよね~(*^▽^*)」

 てなメールを、今も継続中!!進展?進展ってなに?ああ、おれは成長したよ。だって、携帯メールなんていままで続いた記憶もないもん。それが、はや3ヶ月ほど続いてる。すごいね、おれ!!(もはや、上級者のツッコミは、左に受け流します)

 そんで、明日、職場で飲み会あるらしいよ。こりゃ~、出るしかないでしょ!荒木さんと話すチャンスでしょ~。がんばるよ、おれ!!

 ・・・まあね、おれのがんばりなんて・・・なかなか報われないんだよね。がんばってないって説もあるけどね。最初の時の飲み会覚えてる?そそ、たまたま2次会の時、荒木さんの隣になれたけど、3次会で、おろおろして、課長のとなり・・・。ね、同じことやっちゃったよ。ささっと、荒木さんの隣に行きゃいいのに、「荒木さん、女性陣と一緒に座りたいかな?」とか、「おれ、荒木さんの隣に言っても、他の女性陣と話せね~から、邪魔かな?」みたいな。わかってるよ、余計な気づかいだって。飲み会なんて、その席が嫌なら、ささっと、席うつりゃいいんだもんね。いいから、いいから、おれも気つかって疲れるよりは、おっちゃんと楽しく飲んでますから。って、言いながら、終わった後で、いつも後悔するんだよね。おんなじこと何回すりゃ気が済むのやら。でもさ、まったく気もつかわないやつ見ると、腹立たない?おれがしゃべってんのに、平気で横から入ってきて話題うばってくやつ!!そんなことない?飲み会は盛り上がるのが一番?そうかもね、おれが元々、話題少ないから、話をとってかれることに腹立つのかもね。

 とかなんとか言ってるうちに、1次会が終わって、2次会ですね。ほんとに、この職場の方々はすごいね。また、2次会全員参加だよ。なんなの?っておれも参加してる一員か。2次会もね、近くには行けなかったけど、途中で荒木さんが来てくれましたよ。他人任せでしょ?おれって。でもさ、おれが行って迷惑かけるより、向こうから来てくれれば、向こうは少なくても、嫌な思いはしないでしょ?おれも話やすいってもんだよ。え?卑怯だって?そうね、たぶん卑怯もんだよ、おれって。

 「久保さん、また、男性陣の真ん中に入って!!やっぱり、男好きだったんですね」「また、そんなこと言う。つ~か、男性陣と女性陣がかたまりすぎでしょ~。もっと分かれてくれれば、おれも荒木さんの隣に行きやすいのに」口ではなんとでも言える。たぶん、男女がそれぞれでかたまってなくても、おれは荒木さんの隣には座れないだろうね。「久保さん、お笑いは勉強してますか?あんまりボケが成長してませんよ」「勉強してますがな。まだ、だめですか?じゃあ、荒木さん、見本を見せてくださいよ」「え~、私はツッコミ担当なんで、だめです」「あ、ずるいですね。もしかして、荒木さん、実はボケのセンスないんじゃない?」「そんなことないですよ。じゃあ、見本を・・・」「・・・」「・・・」「・・・」「また、今度ね」「なんじゃそりゃ!!」「ほら、うけた」「それって、ボケなの?ズルくね?」「いいじゃないですか、うけたんだから」

 てな感じで、2次会も楽しく終了しました。3次会もあったようですが、荒木さんも帰ったので、おれも、そそくさと帰ってきました。

 翌日のメール。

 「昨日は、楽しかったですね(^O^)久保さん、私のお笑いのセンスに驚いたでしょ(*^▽^*)ちゃんと修行して、私を笑わすくらいならないとダメですよ~( ̄∇ ̄*)ゞエヘヘ」

 「なに言ってんですか。あれなら、おれのほうがよっぽどセンスありますって。荒木さんこそ、ちゃんと修行したほうがいいですよ(´ー`)┌フッ」

  つづく      メールその6

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2007年12月 3日 (月)

メールその4

    \(☆^〇^☆)/ オバンデス

  主人公の久保くんが、小説1作目の主役に似ているとの、

  アイレさんのするどいご指摘に、ビクついてる特別な週末です^^;

   まあ、その通りですね(;^。^A アセアセ・・ 

  あまり気にせずに・・・

  今日は、どうでもいいことを、くよくよ考える久保くんをお楽しみくださいw 

 

 

  メールその1   メールその2   メールその3  

 

    メールその4

 なんかね、最近どうも調子が悪いのよ。なんだろうね。別に仕事やりすぎてるわけでもないんだけど、妙に体が重くって。寝不足?運動不足?う~ん、どっちも、あてはまりそうだな~。にしたって、働いてたら、運動する時間なんてないよね。え?休みの日にやればいい?だめだって、休みの日は休むもんでしょ?その日に運動なんて、疲れちまって、仕事行きたくなくなっちゃうって。

 にしても、会社も悪くないね。仕事?いや面白くないよ。人間関係?それなりじゃね?女性関係?いや、だから、話せないんだって。荒木さん?話してるよ、普通に。そうそう、最近、荒木さんの携帯のアドレス教えてもらったのよ。すごくない?え?別にすごくない?わかったよ、恋愛上級者さん。あんたには聞いてないの。おれの携帯に登録されてる女のアドレスなんて、母親と姉と妹だけだって。しかも、メールなんか出したことね~し。

 荒木さんにメール?書いてるよ。内容は、当たり障りのない内容だね。だって、あんま踏み込んで、気分を害したらって思うじゃん。おっ!また、ツッコミいれる気か?そこの有段者各位!!ほっといて、これがおれなの。いいじゃん、いいじゃん、楽しければ。とりあえずね、荒木さんから返事もくるし、会社でも話してるよ。ほかの女性陣とは、挨拶くらいしかしてないけどね。だからさ、荒木さんが他の人と話してると、話せないんだよね。そんなときは、知らんぷりっすね。え?これもだめ?じゃあ、おれにどうしろって言うのよ。「何、話してんの?」みたいな軽いノリで、その話題に加われと?無茶言うなって。すでに、この職場にきて、2ヶ月以上。おれのキャラは定着してきてしまってんの。そういう、軽いノリのキャラに突然変異なんてできますか!

 だから、時々、荒木さんが一人でいるときは、ラッキー!!てな感じで話してますけどね。ストーカーかねぇ?おれって?いやいや、自覚してるとこからして、ストーカーじゃないよね?え?荒木さんのこと好きなのかって?ん~、わかんないね。そういえば、おれって、ほんとに人のこと好きになったことってあったのかな~?大学の時に付き合ってた彼女(つまんないって言われて、フラれた例の彼女ね)も、おれが告白したわけじゃないし、なんで付き合ったのって聞かれたら、なんでだろう?って首かしげちゃうかも。でもね、たぶん好きなんだと思うよ。ああっと、好きって「like」ね「love」じゃなくって。

 「久保さん、昨日は遅くまで残ってたみたいですね。普段は、すぐに帰っちゃう久保さんが残ってたから、私びっくりしてました\(◎o◎)/!たまには、がんばるんですね(o^∇^o)」

 「荒木さん、たまにはって・・・(>д<)ひどいですね。おれだって、たまにはやりますよ!って、自分でたまにはって言ってるし・・・。昨日残った分、今日はいつもより早く帰りますよ。昨日の残業代なくていいから、その分、定時前に帰っちゃいたいよ(^。^;)」

 こ~んな、くだらないやり取りを、かれこれ1ヶ月くらい続けてます。でもね、楽しいのでいいでしょ?いいんじゃね?パワー使わずに、楽しい日々が送れる。「毎日、楽しい日々で、充実しとるよ、わしは」って感じの、老い先短いじいさんみたいな感想を持ちながら、日々生きております。

  つづく       メールその5

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2007年11月30日 (金)

メールその3

    \(☆^〇^☆)/ オバンデス

  さあさあ、がんばってんのか、がんばってないのか?

 よくわかない久保くんですが、なんかいい方向にむかってる予感。

 微妙なお笑いセンスをさらけだしながら、メールを書くのでした。

 さてさて、この後、女性とちゃんと話せる人間になるのでしょうか?

  がんばれ!久保くんw(^o^)w オォ- 

 

 

  メールその1  その2 

 

    メールその3

 「久保さんへ。今回は見なかったことにしてあげますね。でも、疑いは晴れてませんよ。(o ̄ー ̄o)ニヤ。じっくり観察させてもらいますね。3次会では話せませんでしたね。次回はもっと話聞かせてくださいね(o^∇^o)」

 なんですか?このメール?話聞かせてください?おれ、あんあまりしゃべった記憶ないけど?むしろ荒木さんのほうが話してなかったか?あっ、でも、いろいろ振られたからそれに反論はしてたかな?それを話したというのか?よくわからん。まあ、とにかく変な噂は広まりそうにないから、よかったかな?とりあえず、返事くらい書いとくか。つ~か、待てよ、こんなにツッコまれたら、おれはボケでいったほうがいいのか?漫才の基本やな!!(おれは関東出身ですが、なにか?)

 「荒木さんへ。まあね、よかったですよ、おれの正体がばれなくて。3次会で話してたら、おれがほんとに男好きだってばれちゃいましたからね!ヘ(__ヘ)☆\(^^;ナンデヤネン。まあ、また飲む機会あったらよろしく!」

 どうなの?このメール?あり?なし?正直、おれなりの会心のボケ!!え?笑えない?いいんだって、しょせん関東人!!ここが限界でしょう。

 また飲む機会あったらって、お決まりのセリフだね。これ言って、次の機会があったためしがない!というか、こんなこと言いながら、もし、飲み会あっても、この内容なんて知らんぷりで、もう話ししないことのほうが多くない?この世の中には、お決まりの時に、お決まりのセリフがあって、そのセリフに期待すると、たいてい裏切られるんだよね。知ってる、知ってる!だてに26年生きてない!!わかってるってことは、それに何度もやられてきた証拠。なんていうの?社交辞令ってやつ?わかりずらいんだよね、思ってないなら言わなきゃいいのにってね。って、おれのほうが言っといて、なんだけどね。

 ということで、本日も黙々と仕事して、男性陣と仲良くお話しして、帰宅です。今日は何を食うかな。カレーにするか、シチューにするか、ピラフとかいいかもね。もちろん、レンジで終わる料理だけどね。給湯室で、おれのかわいいミッキーのマグカップを洗って、さて帰るか!ってなときに、荒木さんがやってきました。

 おおっと、びっくりしますがな!つ~か、突然のこの展開で、おれは何を話せばいいのよ?前もって、話題を準備するひまもないじゃんか。挨拶して、ささっと帰りますか!てなことを、頭の中をフル回転させて考えていると、「久保さん、さっきのメールおもしろいですね。久保さんって、ああいうこと言う人なんですね。驚いちゃいました」へ?ああ、おれの会心のボケのことか。にしても、すごいね、女の人って。こうやって、ぽんぽん話題が出てくんのね。ほんとに感心しちゃう・・・って、また、余計なこと考えちまってる。

 まあね、話題ふってくれりゃあ、おれだって話せる。「お?うけました?おれの会心のボケ?そして、ツッコミ!」「会心っていうほどじゃないと思いますけど、久保さんが、あんなこと言うのが意外だったから、おもしろかったですよ。」「な~んだ、ボケがおもしろかったわけじゃないのね」「ボケはだめですね。もっと修行しないと」「荒木さん、なかなかきついですね。そこはお世辞でも、おもしろいって言っとくことじゃないですか?」「私、お笑いには厳しいんです。もっと高度なボケじゃないとだめですね」「はいはい、じゃあ次は、もっとちゃんとしたボケを考えますよ」「期待してますね。お疲れさまでした」「了解です。お疲れさま」

 すごいね、こんな会話すること自体が、おれにとっちゃ~、奇跡です。わかります?わかんないよね~。いいんですよ、わかってもらえなくても、おれの中では、人生の新たな一歩を踏み出したか!?ってなくらいの出来事なんです。その日のピラフはうまかったな~。おれのレンジさばきの腕も上がったってことかな?

   つづく        メールその4

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2007年11月29日 (木)

メールその2

   \(☆^〇^☆)/ オバンデスその2

  この小説、いっきに書き上げるつもりなんで、

 しばらくの間、1日2回更新していきたいと思います。

 あ、競馬があるときには、もっと更新しなきゃか!?

  まあ、時間見つけてやっていきますか^^ 

 

  今回の小説は、メインは、今出ている久保くん。

 んでもって、今日は、ヒロインが出てきますが、

 その他の人は名前さえ出てきません。

 (1人だけ名字が出る人がいますが、ほぼ意味はありません)

 前回、女性を主役にしたので、今回は男性。

 前回は2人の心情を表現しましたが、

 今回、ヒロインの心情は一切ありません。

 あくまで、久保くんのひとりの思い込み作品です。

  もしよかったら、自分が久保くんだったら!

 みたいなノリで、かなりなさけな~い久保くんを見てあげてください。

 果たして、最後はどんな結末に!?ぜひお楽しみに^^

  ってなことで、前フリが長くなりましたが、小説です。

  

 

    メールその1

  メールその2

 隣に座ったのは、荒木美里(あらきみさと)。たぶん同い年くらいだろうか?ん~、もうちょっと若いかもしれないが、2日しか働いてないおれが見ても、職場でも人気だろうと思うくらい、人当たりもよくて、笑顔がたえない。悪い感じをうける人っていないだろ~なって思う人だった。「久保さん、どうぞ」ビールを勧める彼女に、「あ、どうも」と、なんてことない普通の返し。なんか話さないと、また取り残されるぞ!と、頭の中で誰かの声が聞こえてくるが、何も出てこないんだよ。「私の名前わかりますか?」「えっ?」こっちがいろいろ考えてる最中の、突然の質問に、一瞬、おれの頭の中はまっ白になって言葉がでなかった。「あ~、やっぱりわからないんだ~、ひどいですねぇ、久保さん」「え、違うって、わかってるって。荒木さんでしょ」「あ、覚えててくれたんですね。久保さんって、なんか女の人と、あんまり話してないですよね。もしかして、男の人に興味ある人ですか?」「違いますって!!そんな趣味はないですよ!」「ほんとですか~?怪しいですよ。みょ~に、課長たちと会話はずんでましたし。おじさん好きですか?」「だから、違いますって!!1次会のあの席で、課長に話さないわけにいかないでしょ?話あわせてたんです」「え~、またまた隠さなくったって。私、誰にもいいませんから」「あのさぁ、どうしたら信じてもらえるの?」「冗談ですよ。久保さんって面白いですね」おれはびっくりした。おれが楽しい?そんなの言われたことないぞ。それから2次会の間、ほぼ二人で話していた。2時間くらいだっただろうか?普段だったら、「何しゃべろうか?」とか、「そんなこと言ったらまずいな」なんて思うおれが、なにも考えずに2時間話し続けた。あっという間だったね。おれの中で、何かが変わったのか?って思うほどだよ。

 3次会。さっきの2次会で気分をよくしたのか、おれは参加することにした。荒木さんも参加していたが、おれときたら、相変わらずおろおろして、結局、荒木さんのそばには座れず・・・。またしても、課長のとなり・・・。前には女の方がいたので、さっきの2次会で「おれは目覚めたんだ!!」などと思い上がっていたおれは、話しかけたものの、見事返り討ち・・・。やっぱりね。言葉が出てこない。さっきの2次会はなんだったんだ?結局、おれは課長と盛り上がり、3次会終了・・・。んでもって、家路についたのだった。

 まあね、20数年かけて築き上げてきた“おれ”ってやつが、そう簡単に変わるわけないんだよね。わかってるって。ということで、「2次会はまぼろし、3次会がおれ」と勝手に答えを出して、夜だか朝なんだかわからない4時頃、おれは眠りについたのだった。

 おれの休みの過ごし方を聞きたい?なんてことないよ?一人暮らしのおれは(親にとやかく言われるのがいやんなんで、アパートに住んでる)、昼ごろ起きて、そのへんにころがってるインスタントフードを食って、ブランチをすませる。ネットをちょちょっと見て、時間をつぶして、ゲームに興じる。暗くなってきたら、夕飯食うために外出。近場の定食屋で、安いセットメニューで腹を膨らませ、帰りにインスタントフードやトイレットペーパーなんて、日用品買って、家に帰る。はい、土曜日終わり。日曜日も聞く?たぶん、同じこと2回も書くなって思うよ?やめとく?それが賢明だね。おれもめんどくさいし。

 ここまで読めば、わかるでしょ?おれが面白くない人間だって。女と会話できなるとか、そんなの実はどうでもよくって、日常が話題になるようなことがないから面白くないんだね。わかってるけど、やっぱり、これ変えるのもパワーがいるんだよね。なんかさ、テレビとかで、彼女に、自分の部屋の掃除させたりしてるって、そんなやつがいるけど、ほんとうらやましいよ・・・。な~んて思いながらも、いたらいたで、今度は何話していいかって気をつかって、疲れるんだろうね、おれの場合。

 グチも終わって、変わらぬ日曜日を過ごして、月曜日。だり~と口先でこぼしながら、出社。でもね、会社に入ったら、ビシッときまますよ。部屋に入る頃には、笑顔を振りまいてご挨拶。「おはようございます」好青年だね。・・・見た目はね。自分の席について、仕事の準備。女の方々にもちゃんと挨拶したよ。もちろん!!・・・挨拶だけね。会話はゼロ。だって何話すんだよ!まあ、男性社員はがんがん話してきますよ。飲み会がんばりましたからね。でも、女の方々の反応はなし・・・と思いきや会社のパソコンにメールが!荒木さんからだった。

 「おはようございます。金曜日はおつかれさまでした。3次会、また課長と話してましたね(^O^)やっぱり、久保さん・・・(・m・)クスッ・大丈夫ですよ。内緒にしておいてあげますから(*^-^)今日もお仕事がんばりましょ!」

 おれは、さっと、荒木さんの方を見たが、彼女はパソコンに目を落として、こちらには無関心といった感じだった。なんて表現したらいいんでしょう?わかりますかねぇ?びっくりなんですが、なんかうれしいような、でも、馬鹿にされてんの?って疑問もあって。というか、2次会をまぼろしとしていたおれは、それがまぼろしではなかったと気づかされたのだった。

 「おはようございます。金曜日は歓迎会ありがとうございました。だから、違いますって!荒木さんもなかなかしつこいですね。前に座ってた竹下さん(3次会の時に、前に座ってた女性の方ね。見事に私はノックアウトされましたけど)と盛り上がれなかったから課長と盛り上がったんです!!あ~、そんなこと書いたら余計に怪しまれるか・・・とにかく、男に興味があるわけじゃありません(>д<)」

 ってな感じで、返事を書きました。あっ、( )の中は書いてないよ。これ読んでるあなたに、わかりやすいように説明してあげたの。どうですか?おれのメール?なにか間違ってます?まあね、こんなもんですよ。おれが作るメールなんて。ところで、このメールに返事書きますか?あなたなら?書かない?ですよね。気なんか、どこにもつかってませんから。でもね、きましたね、返事が。

  つづく

   メールその3

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2007年11月28日 (水)

メール(小説)

     \(☆^〇^☆)/ オバンデスその2

  すいませんね、この間、小説終わったばっかりなのに、

    また小説です><

  なんかね、みょ~に創作意欲がありまして(oー(ェ)ー;A アセアセ

   すでに、書き終えたので、UPしちゃいます(^▽^;)

  今回のは、かな~り異色?かなって思います^^

  登場人物も少なくて、主人公のなさけな~い日記みたいですw

  ぜひぜひ、だめなヤツ!!って思いながら読んでください≦(._.)≧ ペコ 

 

 

    メールその1

 おれの名前は久保一裕(くぼ かずひろ)。今年で、もう26になる。自分では、性格も顔も普通だと思うが、いままで生きてきて、もてた記憶なんてない。というか、高校が男子校だったせか、女と話をするのはあまり得意じゃなかった。自慢じゃないが、この歳まで、付き合ったのは大学2年のときの1回きりだ。驚くだろ?それも、たった数ヶ月で、あっさりフラれた。たしか彼女の別れ際の言葉は「あんたといてもつまんない」だったような気がする。そう言われた時は、確かに傷ついた記憶がある。でも、そこまで彼女のことが好きだったわけじゃないんだろう。「まあ、つまんないんじゃ、しょ~がね~な」みたいな感じで、簡単にあきらめがついた。まあね、おれってB型だし、そんなもんでしょ。その後は、まあ男友達と、どこにでもある大学生活を送って、無事に卒業。元々、特にやりたいことがあったわけでもなかったおれは、卒業しても働かず、バイトして、金を稼いでは、どっかに、ぷらっとでかけたり、友達と飲みに行ったり、そんな生活をしていた。

 26になり、いい加減、真面目に仕事でもしようかと、親の知り合いがやってる会社に、今年の4月から働くことになった。んで、今日から出社。「一応、今日から社会人だし、ちゃんとした身なりで、ちゃんとした態度ってやつでいきますか」と珍しく、おれは気合をいれて身なりも整えた。バイトでも仕事場の人間関係ってのはめんどくさいと思ってたし、波風たてずに、複雑な人間関係とは無縁にいこうと心に決めて出社した。

 その会社は、社員50名はいるけっこう大きな会社だ。おれの仕事?まあ、そんなのどうでもいいでしょ。というか、仕事は飯食うための手段。やれと言われたことをやって、余計なことはしない。だから別に自分の仕事を紹介する気もない。言われたことやる仕事とでも紹介しときますか。まあ、それなりの給料はもらえるわけで、そんな会社に働けるようにしてくれた父親には、一応感謝している。毎月、真面目に笑顔をたやさずがんばりますよ。

 突然だけど、職場の飲み会ってどうよ?上司やら、年上の同じ部署の社員がいっぱいいる飲み会なんて、正直言えば、行きたくなんかない。だってさあ、年上のやつらに付き合わされるだけの飲み会だと思わない?明日、はやくもおれの歓迎会なんだとさ。明日はちょ~ど金曜日で、酒飲みには都合のいい日みたいだ。その昔、「花金」とか言ってたやつだな。上司の提案であっさり決まったようだ。おれの歓迎会なのに、おれの予定は聞かないのかよ。と言いたくもなったが、おれに予定なんていうもんは、悲しいかな、ないんだよね。

 50人いる会社っていっても、おれの部署は、おれを含めて全部で10人だ。1人1人紹介するってのもいいかもしれないが、正直めんどくさい。おれより年上の男が5人。あとは女子社員。まあ、話しかけられないおれには、その女子社員がどんな人かなんてわからないんで、紹介はなし。え?なんで、話しかけられないかって?慣れないことするにはパワーがいんの。話しかけても会話なんてはずまないんだよ。だったら最初から話しかけない。そうだろ?おもしろくない話につき合わされるより、よっぽど良心的な男だと、おれは思うんだけどね。

 無難に仕事をこなして、問題なく男性上司と話して、2日間の仕事が終了。行きたくはないが、一応、おれのため(まあ、飲みたいだけだろうが)の歓迎会に顔を出す。1次会で帰ったらだめだろうか?休みの前にわざわざやるってことは、2次会・3次会まで考えてんだろうな~。まがりなりにも主役のおれがいなくなるのを、この人たちは許してくれる人種の人たちなんだろうか?「いいじゃね~か、付き合えよ」ってな感じに絡む人たちなんだろうか?余計なこと考えすぎなんだよね、おれって。さっさと飲みに行って、余計なこと考えずに飲めばいいんだよな~、明日は休みだし。まあ、それなりにがんばってきますか。

 「では、新たに私たちの仲間となった久保くんを歓迎して、乾杯!!」そんなお決まりの挨拶から飲み会、開始。まあ、みんな、おれに酒を注ぎに来るわけですよ。おれ、おっさん連中には普通に話せるんで、うけがいいんだよね。でもね、やっぱ、だめですよ。しゃべれない。何しゃべっていいかなんてわからないし。女の方々ね。みんな酒を注ぎにきては、一言二言でその場からいなくなる。まあね、おもしろくないもんね。昔の彼女の言ったことは、実に的確だと思うよ。大学2年のころから進歩ないのね、おれって・・・。

 飲み会ってのは大体にして、座る場所で楽しいか楽しくないか決まんのよ。主役のおれに、座る場所の選択権なんてない!!一番の上司のとなりで、逆隣は2番目に偉い方。そうなったら、普通、みんなよってこないでしょ?酒注いだら、あとは各自自由時間!まあ、別に、その上司と、話あわせられないってわけじゃないから、盛り上がってるように見せて飲み会終了。

 さてさて、2次会は?・・・行くのね、やっぱり・・・。つ~か、女子社員もみんな行くのか・・・。バイト先ではそんなことなかったな~。女は1次会終わると、さっさと帰ってたし。2次会全員参加なんて、この職場って仲いいのか?

 2次会は席は決まってなかった。まあ、決まってなかったらなかったで、これも困る。長年ここで働いている、この方々は、話する相手がほぼ決まってんのよ。だから、席もささっと決まる。んで、おれはというと、ちょこ~んとおいてかれて、最終的に空いている席に座るのね。やっちゃったね。2次会の居酒屋は、よくある長いテーブル1本で両側に座る感じ。おれは一番奥で、前も左隣も女。そいで、右側が壁という最悪のポジション。え?最高のポジションだって?あのさあ、あんたの物差しで言わないでよね。おれにとっては最悪なの。逃げ場ないし、男もいない。前の女はその隣の女としゃべってるし、隣の女もその隣と・・・んで、おれはちびちびと酒を・・・って、そんな展開が目に見えてんジャン!!なさけね~けど、そんな飲み会、数知れないよ。でも、その日は違ったんだ。初めて楽しいって思ったね。

  つづく

 メールその2

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